先ほどの記事で書いたように、図らずもバイリンガル子育てっぽくなってしまった娘
https://takkeblog.com/【育児ブログ】バイリンガル子育てについて思う/
でも実は僕は心配していないんです
まずバイリンガル子育てについて重要な点として
バイリンガル子育ては言語発達を阻害しない
ということです
バイリンガル子育て=言葉が遅いと言われる理由
幼児期にはモノリンガルより“各言語の語彙”は少ない
9歳頃には同等の語彙量になる
僕自身も小児科医の立場で勉強すると
バイリンガルの場合には言葉の発達が遅れる場合がある
と聞いたことや習ったことがあります
これは小児科医の中でバイリンガルがダメ、という認識ではなく
「まあ育ち方が違うんだから仕方ないんじゃない?」
くらいの感じです
ですが、多言語環境になりやすい海外ではバイリンガルでの言語発達についての研究がなされており様々な結果が出ています
それらの研究によると
2−3歳時点での比較では、各語彙量はモノリンガルで育ったこの方が多いことがわかっています
一方で、総語彙量で検討すると差がないという結果でした
さらに、学童期に入るとそれぞれの言語での語彙量の差はほとんど無くなったという結果が出ています
つまり、バイリンガル育児=言語発達が遅い ではなく
言語毎の語彙量に差がある時期に評価している可能性が高い といえます
子ども達は生活の中で聞いている語彙の分だけちゃんと成長しているということがわかります
どんな言語でも子育てでも大事なことは同じ
結局のところ言語習得というのは
言語の量と、質と、タイミング
が重要です。
たくさん話かけてあげたり、どんな言葉をかけてあげるべきかを考えたり
その子の成長のタイミングでしっかりインプットしてあげることが重要なんだと思います
僕自身はバイリンガル育児にして後悔はありません
きっとまだ判明していないデメリットはあると思うのですが
バイリンガルであることのメリットは大きいと思いますし
言語教育へのアプローチの仕方は他にもたくさんあると思うので
トータルで本人のプラスになるように育児をしていければと思っています
takkeの考えるバイリンガル育児のメリット
言語の柔軟性: 子供は複数の言語を学ぶことで、言語の柔軟性を高め、将来的に新しい言語を学びやすくなる。
文化的な理解: 言語と文化は密接に関連しているため、複数の言語を学ぶことで異なる文化に対する理解も深まる。
認知能力: 複数の言語を学ぶことは、認知能力や問題解決能力を向上させることが示唆される。