子育て

【育児ブログ】バイリンガル子育てについて思うこと①

子育ての悩みは数あれど特に言語発達については多くの親御さん達が悩んでいるところを目にします

うちの子、ことばの発達大丈夫かな…?

そう思ったりした経験誰もが一度はあるのではないでしょうか

takkeは小児科医なので、自分の子がどうなのか割とわかってしまうわけですが

うちの娘は言葉はゆっくり目でした

1歳6ヶ月検診時点では有意な単語がバナナくらいしかでません

言葉の理解も分かってるんだか分かってないんだか…

一般的には2歳にかけて言葉の発達の成長があれば問題ないと判断されるため

この時点では経過観察なのですが内心ヒヤヒヤでした

2歳にかけていわゆる言葉の爆発期が始まりほっとしましたが

この仕事やっていても(この仕事だから?)心配は尽きません

そんな娘でしたが親としては欲が出るもので

英語も話せるようになってほしい

という想いで、実は我が子は2歳前から英語のプリスクールに通わせていました

我々夫婦は全くの日本人なので英語は話せません

しかしプリスクールに入れたことで

「バイリンガル育児」

みたいな感じになっているので

現在2歳9ヶ月の段階での感触と、一般的にバイリンガル子育てで言われていることについて書きます

英語のプリスクールってどんなところ?

英語のプリスクールについてまずお話しします

イメージとしては日常生活をオールイングリッシュで過ごす保育園です

朝に預けて夕方まで先生達はオールイングリッシュでコミュニケーションをとります

実際の活動としてはみんなで歌を歌ったり工作をしたり散歩にもいきます

札幌では幼稚園入園前の子を預かってくれてオールイングリッシュのプリスクールの数は多くなく

選択肢は多くなかったので今通わせているところにしました

英語のプリスクールに入れた理由

英語のプリスクールに入れた理由は

早いうちから英語になれてほしかった

単純にこれだけの理由です

自分が学生の時には中学校から英語教育がはじまりました

僕はどこにでもいる日本人中学生だったので、人並みに勉強して

単語を覚え、文法を覚え医者になることができました

英語論文は読めます(調べるけど)

でも英語のコミュニケーションは海外旅行で買い物するために必要なくらいしかできません

事前に聞きたいことを頭の中で英語に変換して

それから意を決して話しかけるのです

しかし時代は令和。小学校から英語教育が始まっています

海外の方と英語でコミュニケーションが取れない方が将来的な選択肢が狭くなると予見しました

ならば、言語習得の過程から英語のシャワーを浴びればきっと将来的なアドバンテージになるだろうと思ったのです

実際に通わせてみて

英語が自然に身についている実感がある

子どもの言語習得能力は目覚ましいものがあるなと感じました

通わせて数ヶ月ですでに英語の単語を覚え、Yes/Noで反応するようになりました

ある日、自宅で遊んでいたら

Oh, my gosh.

って言い出した時には本当に英語がこの子の中で浸透していると実感しました

それからも、〇〇, please. やwait! I like 〇〇.

など自分の意思を伝える手段がどんどん増えています。

結果として娘としては英語が自分の意思を伝える手段として増えたため情緒の安定やそれに対応する日本語も覚えるようになりました

困っていること

日本語と英語のバランス

注意しないといけないなと感じる点があります

やはり、日本語の成長は我々にかかっているということです。

僕が出張と当直で月の半分くらい家にいない状況がずっと続いているので

妻と娘の2人生活の時間が長いです

そうして朝から夕方までプリスクールに通っているとどうなるか

そう、英語に接している時間の方が長いのです

圧倒的に英語の語彙の蓄積が日本語の蓄積を凌駕している状況になってしまいました

冒頭に書いたように娘の言語発達がゆっくりだったのは、父という大人がいないことで

絶対的に言葉を聞いていた数が少なかったことが原因の一つだと思います

英語のプリスクールに通い始めことにより英語の語彙がいわば日本語を補うような形で

本人に浸透した結果

英語の方が通じるシチュエーションが生じることとなりました

日常生活では英語と日本語が半々くらいでコミュニケーションをとっている現状です

バイリンガル育児を取り巻く様々な意見

バイリンガル育児における言語発達などへの影響は色々と言われていることがあります

次の記事にその辺のことと個人的な考えを書いてみようと思います。